【2022年6月10日ハイブリッド開催】第103回研究会「技術・技能継承について現場が取り組んでいること~人間の知能・腕前とIT化・全自動化との融合~」
従来、日本の製造業は、技術者・職人の経験や知覚に基づく加工技術により「品質の作り込み」
「普通とは一味違う仕上がり」を実現し、高い品質と性能が世界から認められ優位性を保ってきた。
一方、近づく労働人口減社会を見据え、IT化、全自動化などの対策が積極的に進められている。
これらの導入により、技術の継承は可能になるが、属人化している技能を継承することについては
別の工夫が必要であると考えられる。技能継承の如何によっては日本の製造業の競争優位性が
損なわれてしまう可能性がある。