- 趣旨および目的
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科学技術の発展に呼応して種々の新素材(電子材料,光学材料,特殊合金,複合材料等)が開発され,それらを使用した機器や装置類の高機能化,超精密化が図られています.これらの新素材はいわゆる難加工材であるとともに,超精密な加工精度が要求されています.超精密加工の実現には従来技術を踏まえ,先端的な加工工具および加工技術の開発が必須です.本委員会では,顧問ら(植松哲太郎(富山県立大学 名誉教授),鈴木清(日本工業大学 教授)ら)の研究グループで開発されてきた技術シーズや,新しい発想に基づく加工技術を応用し,未来志向形の精密加工工具や加工技術の開発および実用化を目指すことを目的としています.本委員会の会員には,新加工技術に関する情報や研究成果を優先的にお知らせする予定です.委員会の趣旨にご賛同いただき,是非ご入会いただきますようご案内します.
- 活動内容
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(1) 主要活動計画:
新技術に関する情報の収集および提供(研究成果発表,最新技術講演)
3~5回/年,企業見学会 2~4回/年
(2) 研究テーマ:
a) 工具および加工機械に関する技術開発
・工具:
①超精密加工切削工具&研削工具(導電性ダイヤモンド(単結晶,
多結晶),バインダレスPCD・PcBN等),
②複合材料(CFRP等)用工具,
③焼入鋼用新cBN砥粒含有砥石,
④結合剤レス全ダイヤモンド砥石,
⑤新概念ビトリファイドボンドダイヤモンド砥石,
⑥新素材金型,⑦放電加工用極低消耗電極 他,多数
・加工機械:精密多機能複合加工機,放電援用研削加工機,環境対応型加工機
b) 加工法および測定に関する技術開発
・精密加工法,精密成形法,高能率加工法,各種援用加工法,
環境対応型加工法,計測・評価法
- 運営委員 一覧
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委員長 岩井 学 富山県立大学
植松 哲太郎 富山県立大学名誉教授
鈴木 清 日本工業大学名誉教授
増沢 隆久 東京大学名誉教授
二ノ宮 進一 幹事: 日本工業大学
安永 暢男 元東海大学教授
関 洋子 元エレメントシックス部長
村上 良彦 元OSG、元豊橋技術科学大学
太田 稔 京都工芸繊維大学大学院
田辺 実 明治大学
鄒 艶華 宇都宮大学大学院
福澤 康 長岡技術科学大学