FT35回研究会「ウルトラファインバブルの生産加工実用例」開催のご案内
『未来志向形精密加工工具の開発に関する(FT)専門委員会』の第35回研究会を12月10日(火
『未来志向形精密加工工具の開発に関する(FT)専門委員会』の第35回研究会を12月10日(火
砥粒加工学会北陸信越地区部会の企画として,令和2年度地区部会大会・第1回の研究・見学会を下記のとおり開催いたします.今回は,銅合金を主体とした原材料の溶解・鋳造・押出・鍛造・熱処理・機械加工完成品まで一貫製造ラインを構築されている中越合金鋳工(株)様のご協力によりまして,富山県中新川郡立山町の本社工場で,地区部会大会と研究・見学会を開催いたします.先端材料の製造から加工までの一貫生産体制の最前線を知る良い機会です.砥粒加工学会の会員・非会員を問わず,砥粒加工に関わる研究者並びに技術者の交流を目指していますので,多数の皆様のご参加をお待ちしています.
滋賀県工業技術総合センターを訪問し,今年4月にオープンした「高度モノづくり試作開発センター」の見学会と,3Dプリンティング技術に関する講演会を企画いたしました.講演会では,3Dプリンタユーザであるパナソニック(
工作機械において、切削面や案内面のなめらかなすべり出しの実現やスティック・スリップの防止は
加工精度 を保証するための重要な技術課題である。そこで今回の研究会では、静止摩擦から動摩擦への
遷移プロセスとシ ステムの安定性をテーマとし、トライボロジー分野で進められている最先端の研究
について理解を深めることを 意図した。まず実験的研究として、すべり出しの瞬間を可視化し、
遷移プロセスの時間分解能を高めた計測から、 接触面内を音速で伝播する波の重要性について論じる。
次に理論的研究として、システムダイナミクスの観点か ら、システムの非対称構造が誘導する摩擦力
ベクトルの回転運動の重要性について考察を加える。さらには、シ ステムの非対称構造を適切に
導入すると、擬似的に生み出される粘性減衰作用がシステムを安定化して、スティ ック・スリップ
を抑制できることが示されているので、それをスピーカーやシールに適用した技術応用について
紹介する。
主 催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会